今日の一枚(ソロキャンプ編)

「プリムス・P-541マイクロンランタン」
21日夜から22日午前中にかけてソロキャンプに出撃してきた。
場所は岡山県の大芦高原。
19時過ぎに職場を出て、現地に着いたのは21時頃。
11月下旬の高原は空気も凍りつくような寒さだ。
唯一の救いは夜空に満天の星が見えること。
そんなことを考えながらテントサイトに向かった。
誰もいないことはキャンプ場を予約した時にわかっていたが、
いざ現地入りしてみると、キャンプサイトは真の闇に包まれていた。
ただ炊事棟の明かりだけをのぞいて。
闇の中車をゆっくりすすめまがら、なるべく夜空が見えて開放的な
サイトをさがした。
まず車のライトを頼りにテントを設営した。
それから炭をおこし、今回の目玉である焚き火の準備にかかった。
丁度そのころである。
あろうことか誰もいるはずのないキャンプ場の上のほうから一台の乗用車が現れた。
そして徐々に私の方へ近づいて来るではないか。
なんだか気味が悪かったので、金づちを握り締め車が通過するのを見守った。
車はその後下にある駐車場に入り、誰かが出たのかドアを閉める音が聞こえてきた。
それきりその後は静寂が続いた。
私も早く夕食の準備を進めなければ寒くて凍え死にしそうだったので、
下の駐車場が気になりながら夕食を済ませた。
焚き火は暖かく、目の前で勢いよく炎が上がる。
大気は澄んでいて、時々流星が見えた。
まるで冬の夜空を独り占めしているような気分だった。
しかしそれにしても寒い。寒すぎる。
寒さで現実に引き戻された。
手元の温度計は3度。
すでに下の車のことなどどうでもよくなっていた。
34歳、家庭がある男がこんなところで何をやっているんだと自分にツッコミを入れつつも、目の前の夜空は素晴らしい。
子供がもう少し大きくなったら見せてやりたいとも思う。
テントに入りキャンドルランタンに火を灯し、寝袋に入る。
寒くて持参した本を読む気にはなれなかった。
それに防寒対策は十分してきたつもりだったが、山の寒さはそれ以上。ダウンジャケットを着込んでも、まだ少し寒いくらい。
それでも23時30分頃に就寝。
明け方何時頃だろう。まだ暗い時分に一度寒さで目がさめた。
キャンドルランタンも燃え尽きていたので、就寝から4時間以上はたっていたはずだ。
時々遠くから鳥の鳴き声が聞こえてくる。
ぼんやりそれを聞きながら再び眠りに落ちた。
何度か朝寝をしつつ8時頃に起床。
朝日がまぶしい。今朝もよく晴れている。
バーナーで沸かした熱いお湯をカップにいれて、カフェオレを作る。
持参したパンとカフェオレ、それとインスタントスープが今朝の朝食。
今日もいい一日になりそうだ。。



写真一枚目:テントサイトの風景。
写真二枚目:テント内からの眺め。
写真三枚目:持参した照明器具。
左からGENTOS(ジェントス) EX-777XP LEDランタン。
真ん中は小型キャンドルランタン。(風情があります)
一番右はP-541マイクロンランタン。
(初めてのガスランタン。小さいけれど結構明るい)
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